人前で楽に話せるようになるためには、自分の身体を知るようにすることが大切です。
商売道具は、あなた自身です
例えば画家だったら。
画材の特徴をよく知っているでしょう。よく使う道具のメンテナンスをするでしょう。いつも使う筆先の微量な毛羽立ちにも敏感でしょう。
例えば映像クリエーターだったら。
機材の事をよく知っているでしょう。トラブルがあっても対処できるだけの知識を仕入れるでしょう。
例えばトランぺッターなら。
トランペットのことは熟知しているでしょう。どんな構造で、どうしたら良い音が鳴るのかを分かっているでしょう。
では、人前で話す人はどうでしょうか…?人前で話す時というのは、この身一つです。
画家で言うキャンバスは、あなたの身体。機材トラブルに見舞われた映像クリエーターの状況に例えるならば、風邪を引いてしまったあなたの喉。チューニングをするトランぺッターで例えるなら、人前で話す直前に口周りの筋肉をほぐし、クリアな発音が出来るようにしているあなた自身。
つまり、あなたはあなた自身をよく知っておかないと、人前で話すときに調整が出来ないということなんです。裏を返せば、今、緊張しいで悩んでいるあなたは、自分の身体のどこが、どのように緊張してしまっているのかを、まだよくわかっていない状態なのです。
まずは自分の事を知る
役者は、台本をもって芝居をする前に、まず自分のことを知る作業から教わります。
・今、あなたは何を感じているの?
・それは、どんな体の状態なの?
・どうして怒っているの?
・それは、どんな体の状態なの?
・何に対して驚いているの?
・それは、どんな体の状態なの?
自分の身体がどうなっているのか、日常生活から形状記憶させます。
・私が失恋した時は、こんな体で、こんな顔して泣いている。
・私が大好きなお母さんのオムライスを食べている時は、こんな風に心臓は高まっている。
・私が私がコーヒーを飲むときには、唇でカップの温度を確かめている。その時、唇から温かい感覚が脇の方まで伝わってきて、心が温まる感覚がする。
など、とにかく事細かく細分化しているわけです。つまり、自分の身体がどうなっているのかを知らなければ、どんなに良いお手本となりそうな人が目の前に現れたとしても、自分との違いが比較できないため、真似をすることさえも難しくなってしまうのです。
あなたが人前で話すということは、人前で自己表現をするということ。自己表現をするということは、自分の身体全体を使って、表現をするということです。
ぜひ、日常生活の中でも、「ああ、私ってこういう時、こんな反応して、こんな体の動きをするんだなぁ」ということを、意識してみてください!
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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