あの人はデキる人だ!と決まるのは、話を聴いてもらえない状況下で、どう振舞うかで決まります。
例えば、こんな状況があったとしたら、あなたはどうしますか?
パーティー会場で、ゲストスピーチをすることになった。
会場には大勢の人がいるが、自分のスピーチの時、4~5人しか集まらず、会場もそれぞれの会話を楽しんでいて、全く自分の話を聴いてくれそうもない。
そんな状況だったとしたら、あなたはどんな風にスピーチをしますか?
デキない人のスピーチ終了後
・全然話聞いてくれてない
・早く終わらせた方がいいのかな?
・わー…この状況辛い
という理由から
「やっぱりだめだった」
「まったく聴いてもらえなかった」
「全然楽しくなかった」
という結論を導き出しやすいという思考的な特徴があります。
また、スピーチ中も話を聴いてくれていない人たちの方を見てしまったり、どこか心ここにあらずです。声もその心理状況に伴って、小さくなりがちです。
デキる人の終了後
一方デキる人というのは、スピーチ終了後にこんな声をかけてくれることが多いのです。
「ありがとうございます!頷いてくださっていて、とても心強かったです」
そう。会場のたった5%程度の人しか話を聴いてくれていない状況だったとしても、話を聴いてくれる人に向かって、誠心誠意込めてお話をするのです。自分のためじゃなく、相手のために。相手との、時間を共有し、少しでも有意義な時間になるようにするために。
自分の全エネルギーを相手に注ぐのです。
だから、聴衆がいようがいまいが、話している時のエネルギーは落ちません。本人も、イキイキとしています。だって、聴いてくれる人が目の前にたった一人でもいるんだから。
あなたは、どちらでしょうか。相手に、全エネルギーを与えられていますか?相手に響く話がデキる人というのは、必ずしも話し方が上手いわけではありません。目の前の人と、どんな時間を共有するか。そこにフォーカスを当てているから、緊張さえも楽しみに変える力があるのです。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!