あなたは、人前で堂々と話をしている自分の姿を、きちんと細部まで想像できていますか?
・話している時のリスナーの反応
・自分の気持ちの変化
・終わった後の、自分の気持ち
・立っている時に見えている景色
・客観的に見える自分の姿
・堂々としている顔って、どんな顔?
・どんなお洋服を着ているの?
などなど、具体的にピックアップしてみましょう!と言っても、なかなか具体的にイメージをわかせることができない方のほうが多い。
人前で話すことが苦手なのを克服するのに、なぜこんなことが必要なのでしょうか?それにはちゃんと、役者脳的理由があるのです。
役者は具体的なイメージをしっかりと持っている
役者は皆、自分とは違うキャラクターを演じます。普段自分が絶対に着ないお洋服が好きな役だったり、自分ではとてもじゃないけど考えられないような行動をとる役だったり。
極端に言えば、殺人鬼だったりするわけですよね。
しかも、台本という文字でできた文章しかありません。だから自分が演じるならどうなるのか?を日常生活にアンテナを張り巡らしイメージするのです。ですので、役に付いた役者はとても不思議な考え方をします。
「私は今、彼に甘えられているけど、あの子だったらこうやって甘えられるのかなぁ?なんて言葉を発するのかなぁ?」
これは日常茶飯事(笑)。日常生活のありとあらゆる場面で、役と自分とのギャップを考えてしまうのです。役のゴールイメージは常にアップデートされていき、どんどん具体化していきます。
だからこそ、リアリティに溢れ、あたかもその場で物事が起こっているかのように感じることができるのです。
イメージがないと迷走する
逆に、イメージが無いまま役を作っていくと、迷走します。もちろん演出家の考える役のイメージもあるので、お互いにすり合わせを行いますが、イメージがないと、どうしてもブレます。
収まりどころがわからず、ただ字面を読んでいるだけの、クリエイティブのかけらすらない状態になります。実は、人前で話しているイメージが浮かばない、というのも同じ状態なんです。
「そんな経験がないから、思い浮かばない」
と言われることもありますが、イメージだけは自由に作っていいものです。どんな自分だって自分の頭の中のイメージですから、誰かに見られることはありません。
むしろ、「こんな風にしゃべりたい」の「こんな風に」に対する具体的な言葉が出てこなければ、曖昧すぎて自分でそこにたどり着こうとしても、ゴール基準がわかりません。よくありがちなのは、
・堂々と話したい
・笑顔で話したい
・説得力をつけたい
この3つ。なんとなくは、わかる。でも、あなたにとって
・堂々と話すって、どんな状態?
・笑顔で話しているって、具体的にどんな表情でどんな印象?
・説得力のある話し方って、あなたにとってどんな話し方??
この基準を、自分で明確にしなくてはいけません。私は○○さんの話を聴いて、落ち着いていて、柔らかくて、焦りがないと感じたから、私にとっての「堂々と話す」は○○さん。
このように、自分で具体的なイメージがわくような基準を作っていくことが大切です。
ありきたりな言葉でイメージしていても、いつまでたってもあなたは変わりません。ちゃんと自分の中で、具体化しましょうね。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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