人前で話している時、頭が真っ白になってしまったら、あなたはその後、どのようにして巻き返しを図りますか?
今日は、私が実際に見た、とあるエピソードをお伝えします。
まず、最初にお伝えしたいのは、人前で伝えることがお仕事でもある役者でも、セリフを忘れるというミスはしてしまうものです。
ベテラン役者の失敗
以前私は、日本でとても有名な劇団のお芝居を観に行きました。元々好きだというのもありましたが、その時は高校時代から大好きな、有名な役者さんが主役であると聞き、観にいったのです。
お名前は申し上げませんが、その役者さんは大ベテラン。テレビドラマでも活躍されています。
演劇をこよなく愛していて、その姿勢や、お年をとっても舞台に立てるよう、体を鍛える姿に高校時代から感動していたのです。
事件は上演中に起きました。まさかのまさか、その大ベテランの役者さんが、セリフを忘れてしまったのです。
しかも、そのシーンは誰も言葉で助けることが出来ないシーンです。
暫くの沈黙の後、プロンプターという、舞台袖でセリフを伝える助けの声が入り、芝居は続きました。プロンプターは、2.3言入りました。客席にも、もちろん聞こえています。
何度か舞台経験を踏んだ人でも、この状況は耐え難いものです。
焦り、不安、申し訳無さ、自分への怒り、動揺…もう今すぐ消えてしまいたい!と感じてもおかしくありません。
もちろん舞台は続きました。セリフを忘れてしまった役者さんはというと、先ほどの事は何ともなかったかのように、お芝居を続けていました。
稽古場で訓練される役者脳
なぜ、これ程の精神力を保てるのか。それは舞台の稽古場で、失敗にフォーカスするのではなく、出来ているところにフォーカスをし、失敗を引きずらないように、自然と訓練されているからなのです。
人は足りないところばかり見てしまうと、ずっと気になってしまうもの。不安で不安で仕方がないのです。
例え、自分が話すことを忘れてしまったとして、失敗した!と感じても、フォーカスするポイントをずらしてあげるだけで、精神力は変わります。
・例えプロでも、失敗してしまうことはある。
・フォーカスするポイントをずらして、失敗を引き摺らない。
これは日常生活でも、十分活かせる考え方ですので、取り入れてみてくださいね!
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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