セミナーなどで人前に立つときに、忘れてはならないことがあります。それは、お客様は、あなたのセミナーを通じて、あなたという人を見ている、ということです。
大学の先生に言われた言葉
人前に出ること自体が仕事と言っても過言ではない役者。私は、役者になるんだったら、演技力を磨けばいいんだと思っていました。
「人前で話すのが得意になるのには、ノウハウを実践すればいい」と同じですね。
でも、大学の先生に言われた言葉はもう一歩先をいっていました。
「お客さんは、役を通じて、海野さんを見ているんだよ。だから、演技を磨くだけでなく、自分自身も磨くんだよ。本当に大事なのは、自分を磨くことの方かもね」
「演技を磨けばいい」と思っていた私には、あまりピンと来ていませんでした。
言い換えると、「人前が苦手で、どうしたらいいのか分かりません」という相談に対して、「自分を磨きなさい」と言っているようなものです。
でも今なら、その言葉の意味が、よく分かります。
高校生たちは、授業を通して、私を見ていた
ちょっと残念なことに(?)役者をやめて、高校で働き始めた時にようやく意味が分かりました。
生徒たちは、授業を通して、私という人間を見ていたのです。それは、出席を取っている時から見られています。どんな風に名前を呼びあげるのか、誰かが寝ていたら、どんな風に起こすのか?
授業の工夫だけではありません、私の挨拶、私の仕草、行動、授業内容から脱線した時の話す内容や価値観。生徒たちはすべてを、全身で受け止めているのです。
これは演劇でも同じです。ダブルキャストって聞いたことありませんか?まったく同じ役に対して2人の役者がいること。
これこそ、まったく同じ役者で、まったく同じセリフを言うのに、違う印象を受けるのです。
これはまさしく、役の向こう側に見える、役者を見ているということです。
その先生を選ぶかどうかは、価値観
そして結局のところ、人間の最後の切り札は「好きか、嫌いか」の感情です。同じ値段、同じ内容で、同じレベルであったとしたら、「どちらが好きか?」で人は選びます。
それと同じで、セミナーを通して見えたあなたという「人間性」で判断します。(もちろんコンテンツがしっかりしていることは、大前提として。)
人前で話す機会があるのであれば、もしくはこれから持ちたいと思っているのであれば、あなた自身を磨いていくことも、忘れないでくださいね♪
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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