「ああ、この人は、一味違うなぁ」

そう感じる人って、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。

その人が一言発しただけで、ついつい見てしまう。落ち着いているし、惹き込まれる。別に、芸能人ではないのに、なぜかオーラを感じる人っていますよね。

人前で話をしている時に聴き手側は、この感覚的な部分を知らず知らずして感じ取っていることを、話す側になった時に意識したことはありますか?

 

「なんだろう…なんか、ついつい聞き入っちゃうんだよね。」

 

こんな感覚に陥った経験は誰しももっているはずです。そして出来れば、そんな人になりたいもの。では、この人は一味違う!と思わせた張本人は、人前で話すときに全く緊張していないと言い切れるのでしょうか?

 

緊張状態を、好循環の緊張に変換する

「この人、なんかすごい!」そう思わせてくれる人も、緊張しています。ただし、それは「良い緊張感」として、緊張しているだけです。

 

緊張には、2種類あります。

1.すべてを悪循環に陥れる、悪い緊張
2.集中力を分散化させ、周りを俯瞰できるくらいの、良い緊張

この2種類です。

 

【悪い緊張】
●呼吸が浅く、息が入りづらい
●身体が硬直し、相手に緊張感を与える
●思考を停止させ、頭は真っ白・焦り・不安を感じさせる

 

【良い緊張】
●呼吸が深く、自分の身体の感覚が冴え渡っている
●身体は必要最低限の緊張感をもち、相手からは余裕がある人に見える
●頭の回転が良く、アドリブが効く・周りがよく見える・相手の呼吸を感じられる

 

このような違いがあります。オーラがあって、ついついその人の方を見てしまうタイプの人は、緊張は緊張でも、【良い緊張】をしているのです。もっと言うと、【悪い緊張】状態に自分を持っていくのではなく、【良い緊張】に変換することが出来ているだけなのです。

 

【良い緊張】の第一歩は●●

では、【良い緊張】に変換していくためには、どうしたらいいのか?一番簡単な方法は、呼吸を変えることです。

 

『吸う:吐く=1:2』の呼吸を意識的にゆっくり、深く行い、
身体に地球上で最高の空気を送り込んであげている感覚で呼吸をする。

 

これに限ります。呼吸というものは、生命維持装置ですから、無意識状態でも身体は、自然と酸素を取り込んでくれます。しかし、意識的に行うことも、可能ですよね。

・4秒で吸って、8秒で吐いてください

こんな指示が出ていたとしても、あなたはコントロールすることが可能でしょう。意識的に息をするだけですから、簡単です。

 

深い呼吸をすることで、脳内に酸素がいきわたります。また、深い呼吸をするためには、身体が硬直していては酸素を取り込む肺が圧迫され、上手く呼吸をすることが出来ません。

深い呼吸を意識する=身体の硬直も和らげる

につながっているのです。

 

あなたが、オーラのある人間になりたい、と思っているのであれば、まずは呼吸を変えてみてください。