感情を切り替える

あなたがセミナーをやるようになったとします。セミナーの日の朝、家族や恋人と、喧嘩をしてしまったとします。怒りが収まらず、悲しい気持ちも出てきて、なんだか感情がぐちゃぐちゃです。ふとした時にも、さっき言われた言葉にムカムカしてくる…実際、こういうことってありますよね。

そんな時でも、セミナーでは感情を切り替えなければいけません。それも、想像以上に思いっきり切り替えなければ、いけません。すべてお客様には伝わってしまうからです。

 

感情という、見えないものが、人間を支配している?!

人間は、感情に支配されます。楽しいときは、表情がぱっと明るくなります。悲しい・悔しい時には、身体全体が沈み込みます。

例えば、受験の合格発表の日のことを、思い出してください。たった一枚の掲示板で、その後進む未来が変わる、あの瞬間です。

 

「きゃぁぁぁぁ―――――!」という叫び声の元、泣き出す受験生。さて、合格した受験生と、不合格だった受験生、「泣いている」という表現だけで、あなたは見分けられますか?

 

おそらく、大半の人が見分けられるはずです。嬉し泣きと、悔し泣きの素質の違いを知っているからです。

嬉し泣きは、身体全体から湧き上がる力の様なものを感じ、足元が元気よく、跳ねるようになり、泣き声のトーンも上がります。しかし、悔し(悲し)泣きは、嗚咽が多いですね。身体も丸くなりがちで、足元は重たく、重力に負けているように感じます。

私たちは、人間の感情を、言葉ではなく、感情表現で読み取ろうとしているのです。

 

人前に立った時に切り替えるコツ

講師となって、人前に立って話をするとき、どんなに明るく振舞おうがやっぱり「なんだか変だな?」という違和感が伝わってしまうことがあります。

役者が舞台に立つとき、それまでの感情はすべて消します。以前、松平健さんの奥様が亡くなったその日も舞台をやり切ったという話題がニュースで流れました。「役者魂」ともいわれますが、何があっても、自分の感情はいったん置いておき、ステージに上がるんですね。

松平健さんの話は極端な例ですが、実際に先ほど出した「喧嘩後のセミナー」という状況はあり得るものです。そんな時には、呼吸と身体を合わせながら動くと気持ちがリセットされます。

 

①足を肩幅に開いて立つ
②しゃがみ込みながら息を吐き切る
③立ち上がるスピードと合わせながら、息を吸い込む
④入ってくる息のスピードに合わせて腕も天井に
⑤息を吐くスピードに合わせてしゃがんでいき、腕も天井から床へ

 

とっても単純な、呼吸と身体を連動させた動作なのですが、気持ちをリセットするときに有効です。気持ちを切り替えたいときには、呼吸と身体を連動させてみてくださいね♪

 

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

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