「人前に出ると声が小さくなってしまうんです」「人前に立つと手が震えるんだけど、どうしたらいいのか」「人前に出ると赤面してしまう。どうすればいいの？」このような質問は、ネットでも本のタイトルでもたくさん見かけます。
私も毎日、「人前が苦手を克服する」のテーマを考えています。もっとうまい事日常生活から変えられないかな？もっと簡単にできないかな？あ、これ、使える！などなど…。気になったものはいつもメモして、考えたり自分の身体で実験したりします。
コミュニケーションの形が変わっただけ
人前で話すことは、１対１のコミュニケーションから、１対多のコミュニケーションに形を変えただけのものです。しかし、いきなり１対多になるので、焦りからついつい、自分の事ばかり気にしてしまうのが人間です。でも、コミュニケーションには変わりないのです。
大きな声になったら、生徒さんに声は届くんでしょうけれども、伝えたいことは伝わるでしょうか？
手の震えが止まったら、生徒さんはあなたの話を聞いてくれるのでしょうか？
赤面が消えたら、生徒さんはあなたの話に共感するのでしょうか？
答えはＮＯです。
大きな声になったって、手の震えがおさまったって、赤面が消えたって、その場にあなたと生徒さんとのコミュニケーションが生まれていなければ、ただ一方的に話を聞かされているだけです。それじゃあまるで、寝落ちしそうなのを必死にこらえた、懐かしの全校朝会みたい(^_^;)あれほど、ただぼけっと話を聞いていた経験はありません(笑)
人前で話すためには、コミュニケーションを取ることと、テクニック以前の心理状態のコントロール（マインドコントロール）が必要です。
ダイエットは年中やっているけれど…
ダイエット中！と言いながら、甘いものを食べちゃう女性は多いです(笑)私も人の事言えませーん！超甘党です！
ダイエットも同じですよね。ちゃんと栄養面の理解や筋トレの効果を分かっていなければ、かえって健康を害します。頭×身体の相乗効果がベストです。
どうすればいいのかの理論を理解し、ワークショップを使って身体に落とし込んでいく、ベースづくりは、人前で話すためのテクニック以上に大切なのです。
コミュニケーションを取る練習は、コミュニケーションを取ることしかありません。だから、演劇を使って、大勢の人間とコミュニケーションを取っている姿を、誰かに見ててもらうという練習がいいのです。
誰かに見られながらコミュニケーションを取るなんて、そんなに意識しないことですよね＾＾
小手先のテクニックばかりに頼っていたら、一瞬しかできないどころか、化けの皮があっという間にハゲちゃって、余計に人前が嫌いになる可能性があります。
その前に、ちゃんとベースづくりをしておきましょう！
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう～！
人前克服トレーナー 海野美穂（うんのちゃん）
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