こんな場面を想像してみてください。
あるセミナールームで、セミナーを受講しているとします。受講者は約20名前後。今日は交流会で印象を残す方法を学びに来ました。セミナーが始まり、講師の自己紹介が終わりました。そしてこういいます。「では、一人一人前に出て自己紹介をお願いします。では、あなたから」と、まさかのトップバッターに選ばれてしまいました…。
さぁ、一気に緊張が高まってきました。まさかトップバッターになるとは思わなかったなぁ…。と思いながら、前に立ちました。
なんとなく、イメージつきましたか?イメージをしているとき、どのあたりから「人前が苦手だ」という意識が出てきましたか?
人の視点は切り替わるもの
人前で話をするとき、前に立って話をする側になると、ついつい忘れてしまうことがあります。それは、
お客様視点。
見ている側だったときは、ずっとお客様視点を持っているはずなんです。しかし、いざ前に出てみると、状況が変わります。
「うわ!こんなに人いっぱい居たんだΣ(゚д゚lll)」
と感じます。まず、注がれる視線の多さに驚きますよね。そうすると、ついつい、自分のことしか考えなくなってしまうのです。先ほど、どのあたりから「人前が苦手だ」という意識が出てきたかを尋ねました。
「講師に指名されたあたり」ではないでしょうか?
この「指名された」瞬間、今までお客様視点で講師を見ていたのに、その視点が逆転したからです。その瞬間に、
・間違えたらどうしよう
・ちゃんと伝えられるかな
・自己紹介まとまるかな
・上手くできるか不安
・滑ったらどうしよう
という、講師視点が現れてしまい、強い威力を発してしまうからです。
両方持つという意識
お客様視点だったとき、あなたは講師側の視点に立って、講義を聞くでしょうか…?
聞かないですよね笑。
誰も、「この講師は、ちゃんと伝わるか不安に思ってるのかも」と思いながらセミナーを聞きません。「今日のセミナーでは印象力を持って帰るぞ」という、自分のミッションに一生懸命だからです。やはり、自分のことを優先するものです。
しかし、もしもあなたがこれから、セミナーをやっていきたい!と思うのならば、セミナーを受講するときには、お客様視点・講師視点の両方を持ちながら受講してみてください。
この二つの視点を併せ持って受講するだけでも、自分がどの瞬間に視点が入れ替わるのかが、わかるようになってきます。
緊張してしまうのは、急激に視点が切り替わるから。また、講師視点をもって見ているだけで、その講師がどのような事に気を付けながら話をしていているのかなど、見えてくるものが増えますよ♪
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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