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なぜ、あの人の話は聴きたくなるのか?
人前で話す時、誰もがハマりがちなのが、ただただ出来事の概要を話し、ありきたりな感想を言って終わってしまうことです。【報告】で終わってしまう事が多いのです。
しかし、同じテーマで話していたとしても、心をグイッと動かされる人っていますよね。なぜ、あの人の話を聴きたくなるのか。理由は、
・その人独自の定義をハッキリと話していること
です。
意外と考えていない、「定義」
私の言う「定義」とは、「価値観」のことです。話すテーマについて、
・その人が何を考えているのか?
・どう捉えているのか?
・一貫性はあるのか?
これがしっかりと掘れているかどうかなのです。
例えば、私はいつも、「人前を克服することは、未来を切り拓くこと」といいます。これはどういうことかというと、
人前で話すことにネガティブな意識が無くなれば、挑戦できる場面が増えたり、理想の場所に行ける切符を手にするチャンスに恵まれるよ、ということです。
つまり、自分で未来を手にするチャンスを掴みやすいということ。だから、「未来を切り拓く」なんです。苦手意識が無くなれば、プレゼンだって「やります」と言えますし、自己紹介でインパクトを残し、仕事につなげることもできますよね。
これが、定義づけです。
願望や感情論で終わらせない
「人前で上手に話せるようになりたい。」
とは、よく耳にする言葉です。私も、
「人前が苦手、と思っていても、正しくトレーニングすれば、人前で心を動かすスピーチが、台本無しで出来るようになりますよ」とお話をすると、ほぼ100%、「上手に話せるようになりたいです」と返ってきます。
しかし、これはただの願望。そこから先に、何があるのかをもっと考えないといけません。
・話せるようになると、どうなるの?
・何が今までと違うの?
・それは、一言で言うと、どういうことなの?
これを、掘らないといけません。自分で、かみ砕いて説明できるようにならなければいけません。
日常生活を定義しましょう
そのためにも、普段から定義付けをする練習をしましょう。曖昧をなくし、しっかりと根拠を言えるように、日常から仕向けるのです。例えば、春物のお洋服を買ったとしますよね。
・春物のお洋服をなぜ買ったの?(「欲しいから」ではなく、もっと掘る)
・なんで、その色を買ったの?
・その服を着ると、私はどうなるの?
このように、しつこいぐらいに自分に質問をします。その度、声を出して答えるのです。心の中で答えるのではなく、声を出して答えてくださいね。
いくら心の中で定義をしたとしても、口に出して伝えられなければ、意味がありません。
このように、毎日の生活から定義付けを始めていきましょう。あなたのスピーチに、役立ちますよ。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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