授業で、一生懸命説明したはずなのに、相手にちゃんと伝わっていなかったことって、ありませんか?

私は授業で詩の解釈の説明をしていたとき、

「雪の降った朝に、なんとなくいつもの朝よりも明るい感じ」と言っても、ポカーンでした。それもそのはず。私は高校時代は新潟県で過ごしていたから、雪の降った朝なんて当たり前の日常だったけど、東京の子達にそんなこと言ったって、伝わるわけがないですよね。

授業しながら、しまったぁ…と感じたものです。

同じような出来事がつい昨日、ありました。教師のためのストレスマネジメントセミナーに出席したときの事。学校の先生もストレスマネジメントが必要だよなぁ。良い取り組みだなぁと思いながら参加していました。

集まった参加者は、タイトルだけ見ると学校の先生だけかな?と思いますが、学校の先生のほか、

・大学の先生
・セミナー講師

が参加していました。「教師」と言われると、私のように「学校の先生」を思い浮かべる人もいれば「大学の先生」「セミナー講師」というジャンルの「先生」を思い浮かべる人もいるのです。

つまり、言葉というものは大枠では共通の意味を伝える事はできますが、詳細まで意味を伝えるには、より具体的な描写が必要ということなのです。

 

話が分かりづらいと言われてしまったり、伝えたことがちゃんと伝わっておらず、望んでいるものが来なかったときというのは、あなたの説明が「抽象的」である可能性があります。

ひとえに梅干=酸っぱいと思いますが、もし、ずっとはちみつ漬けの梅干を食べ続けてきた人だったら「=酸っぱい」にはなりません。

 

授業で説明をする時には、まず自分の頭の中のイメージを詳細に生徒さんに伝えてあげるところからです。

それは「赤」「青」「黄」なのか?大きさは手のひらサイズなのか、それとも腰あたりまで来るほど大きいのか?温度はどのくらい?どんな時に使うの?などなど、説明することはたくさんあるのです。

もし、授業でパワーポイントを使えるのなら、伝えたいものに近い画像を見せながら話すことで、共通認識を得ることができます。ホワイトボードに絵を描いたり、自分でパネルを作ってもいいでしょう。

もちろん、言葉で説明してもOK。大切なのは、自分の頭のイメージは自分だけのものであって、他人とは100%共有できないよってこと。ズレていて、当たり前なのです。

 

このことを大前提に置いておくと、イマイチ伝わらなかった時の落ち込み度が、激減します!だって違う言葉で描写して説明すればいいから。

普段から、目についたものを電話で人に伝えるなら…と考えながら説明する練習をすると、説明するときのチカラになってくれますよ。

分かりやすい授業をするためには、キーワードとなる言葉の説明を、具体的に説明する準備をすること。これを忘れないでいてください。

 

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

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