役者さんって実は照れ屋?!
照れ屋の人は、人前で話せるのか?
出来るようになります!
人前で話す仕事でもある、役者さん。実は、結構照れ屋さんもいたりするんです^^ 私も、照れ屋です。先日お会いした現役の役者さんも、同じでした。
役者さんって、舞台の上では色々なことをします。
霊媒師の役
看護師の役
中学生の子供を持つ役
戦争ですべてを失った23歳女性の役
明治時代の女学生の役
反抗期の高校生の役
高校の先生の役
下宿屋のおばちゃんの役
ロシア人女性の役
などなど。
こうしてみると、振れ幅がけっこうありますよね。ちなみにこれは私が経験した役の一部です。性格や周りからのイメージなどに共通点はあるものの、それぞれみんな別人です。
さて、こんな話をすると、「じゃぁ今からその役出来る?」「何か面白いこと出来そう!」と言われることもありますが、意外とそうでもありません(苦笑)
もちろん、役者さんの中には、「やるよ!」という人もいますが、全員が出来るわけではありません。私もそうですが、舞台上ではいいものの、普段の日常生活では照れてしまいます。
だから、役者さんがみんな、何でもかんでも恥ずかしがらずに、照れずにやれるのかといったら、そうでもないのです。
なぜ、人前で話すときは照れないのか?
これは、役者の考え方のお話ですが、役者さんは舞台でしゃべることは、日常生活の一部と思っているのです。
普通は逆ですよね。普段舞台に上がることはありませんから、「舞台に立って、大勢の人の前で話す」という行為は、特別な行為として、頭が認識しています。
役者になる人も、最初はあなたと同じなんです。それを、「私たちがやっていく仕事は、普通の人が普通と思わないことを、普通にしていくんだよ。だから、ちょっと感覚が演劇をやっていない人とは変わってくるということを、認識しなさい。」と教えられます。
頭を変えていくのです。だから、日常会話の中で「なにかやって!」と言われると照れてしまうけど、舞台上では出来てしまう。この一見矛盾した理由は、
「人前で話すことはいつものこと」
という習慣づけと、思考パターン(一種の思い込み)の鍛錬の積み重ねです。それと同時に、スキルを上げていく。こうして、役者脳は鍛え上げられるのです。
役者だって、照れ屋さんはいる。でも、役者脳を鍛えているか鍛えていないか、たったそれだけの違いで、世界は真逆に変わるのです^^
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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