「人前で話をする」という状況で、なぜ役者が「強い」と言われるのか。そして、なぜ惹きつけられてしまうのか。それは、臨場感があるからです。

小学校のころから、全校朝会でクラスメートが発表したりするとき、みんな、原稿用紙を片手に持っていませんでしたか?そして、一言一句間違えないように、その通りに話す姿。

これが、私たちにとっての「発表」でした。人前で間違えずに、スラスラ話せる力。しかし、そこから先の技術って、教わらることはなく、私たちは社会人になるのです。

そして「棒読み」だとか、「顔を上げて話して」という、急激にレベルが上がった要求をされるのです。

 

臨場感は最強

さて、私たちが誰かの話に引き込まれるのは、その人の話しぶりに臨場感を覚えるから。初めから作られたものよりも、その場で生まれた感情の方が、臨場感が高いのです。

私達が、舞台や映画を見て、本当は目の前で起きているわけではないのに、ドキドキ&ワクワクするのは、臨場感がそこにあるからです。

役者は、もちろん先の展開を知っています。しかし、舞台に上がった時にはすべてを忘れて行きなさいと、言われます。

それは、まさしくその場で生まれた感情をリアルに感じるためなのです。

 

練習の時に、文章だけで覚えない

もしもあなたが、自分の書いた原稿で人前で話せるのなら、是非、文章だけで覚えず、まずは一つ一つのブロックで覚えてください。

こういう事です。

『A.私は去年、親友と生まれて初めてハワイに行きました。

B.友人が結婚するので、独身最後の時間を楽しもうと、2人で計画しました。

C.ハワイではイルカと泳いだり、スカイダイビングに挑戦したり、ショッピングを、楽しみました。

D.それ以上に、久しぶりに友人とゆっくり話せる時間が出来ました。』

 

こんな、文章があったとします。

A.=親友と初ハワイ

B.=親友の結婚。独身最後。

C.=イルカ、スカイダイビング、ショッピング

D.=ゆっくり話せた

 

まずは、このようにキーワードだけ覚えます。そして、そのキーワードから思い浮かぶ情景が目の前にあると仮定しながら、間を自分の言葉でつなぐ練習をするのです。

この練習をしておくと、例え原稿通りに話したとしても、イメージを思い浮かべることが出来ます。

するとあなたは、情景を見ながら話しているようになり、聞き手にもそのリアリティが伝わりやすくなるのです。

私がよく、練習時には聞き手が目の前にいると仮定してやってね!とお伝えするのは、こんな理由もあるからです。

臨場感、意識してみてくださいね!

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

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