昨日は、役者だったら絶対にやらない、表情のお話をいたしました。
今日はそこから、どうやったら、表情のスイッチがいきなりオフにならないのか、の練習をお伝えします。
表情は目で作られる
表情づくりと聞くと、「口角を上げる」が出てきがちですが、今回は敢えて「目」に注目したいと思います。
あの人、笑っている感じするけど、目が笑ってないんだよね…。
なんて話、したことありませんか？「目は口ほどに物を言う」とは、昔からよく言われていますね。実際に、人間心理を見抜くときにも「目」の動きに注目したりします。表情は、目に現れるのです。
目は、筋肉で出来ています。今日、特に注目してもらいたいのは、瞼（まぶた）です。
これは、目を横から見た図です。
図の右側、眼瞼挙筋とミューラー筋が、ぎゅっと縮むことで瞼が開きます。瞼を閉じるのには、眼輪筋が必要なのです。
この瞼。
ちゃんと鍛えてあげないと、落っこちてきてしまうのです。誰かとお話ししている時、眠そうな顔になっていたり、目が死んでる・・・なんて言われてしまうのも、瞼の影響です。
１日１分で目の表情を豊かにしよう
朝起きた時、眠気覚ましに瞼の運動をしてみませんか？図の通り、とっても簡単。思いっきり見開いて、思いっきり閉じるだけ。
舞台役者は目が命。客席前と客席奥との距離には差があります。奥からはただでさえ見えづらい表情。そんななか、瞼が落ちていたら、後ろのお客様には表現が伝わりません。
なので、こんなトレーニングも、ウォーミングアップでやったりしますよ！セミナーも同じですよね。手前に座っていらっしゃる方と、奥に座っていらっしゃる方では、あなたとの距離に差が生まれます。
ぜひ、目のトレーニングをして、表情を豊かにし、あなたのお仕事を楽しんで下さい♪
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう～！
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