人前が苦手で…という言葉の中には、本当の気持ちを悟られたくないという意識も含まれています。
緊張している自分、焦っている自分、思い通りに出来ない自分を見せたくない。そんな気持ちです。
舞台に立ちたい、人前で堂々と演じてみたいと私が思っていたころ。
間違えて、赤面したり、どこに立てばいいのか分からなくなったり、セリフが覚えられなくて、間違えてしまうのが怖くかったり、間違えたら怒られるんじゃないか?とかそれはもう、色々考えていました。
そこには、
すごったねと言われたいなぁ。
惹きこまれちゃったと言われたいなぁ。
美穂は人前で色々とやれると言われたいなぁ。
という願望があったからです。この、私の願望、1つの共通点がある事にお気づきですか?
「言われたいなぁ。」です。
そう。私は、人からよく思われたい、そんな思いで稽古をしていたのです。
案の定、緊張を緩和させることなんか出来なくて、いつもガチガチな、型にハマッたような事しか出来ませんでした。
人はそれぞれの感性があります。だから、100%思い通りの反応を示してくれる事は、ありません。
しかし、人前に出て話す側になると、ついつい、自分の目線からしか、考えなくなるのです。
相手の反応に臆病になり、自分がその場で評価されているのかを気にし始めます。
すると、全部自分の事しか考えなくなるので、理想の自分と違ったり、練習と違うことになってしまうと、猛烈に焦ります。
そんな時に、役者が心がけるのは、ただ単純に、その場に居ることです。どう思われるか、緊張しようがしまいが、「私は今、ここに居る」だけを考えるのです。
あまりにも多くの荷物を持っていると、歩くのが大変なように、色々と考えてしまう思考は、まず置いておく。そうでないと、自分の思考に惑わされます。
何も考えていなかった〜くらいの身軽さでも、構いません。
人前に立つ前に、一度思い切って捨ててみるのも一つです(^_^)
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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