人前で話すことになり、焦っている、うわぁ、どうしよう。
という時こそ、焦って練習しないことです。
以前、地元新潟で開催された、演劇大学in新潟というイベントに参加したことがあります。
これは新潟に、日本の演劇界を牽引する方をお呼びし、演劇経験の有無を問わず、県内外の一般市民参加者で、お芝居をつくったり、脚本を書いたりし、最後は発表会をするというイベントです。
私は１５分ほどのお芝居を３日間でつくる、というワークショップに参加しました。
緑が私です。ちょうどど真ん中に来た時に、スタッフさんが撮ってくれました(笑)
演劇経験がある人もいれば、これが初めて、という人もいました。高校生もいましたし、主婦の方もいました。
台本が渡されて、それぞれにセリフがあります。つまり、３日間で演出も含めて、身体で覚えこまないといけないのです。
しかも！台本が難しい！！常用外の漢字が出てきたり、言葉も現代語ではないため、まず読み解くのに一苦労。正直台本を見た時、
え？これ、３日間で作り上げるの？
と感じました（汗） 仕事でも、急に発表することになってしまったりすること、ありますよね。焦りますよね。さて、そんな時、あなたはどうしますか？すぐに、練習をしますか？
こういう時には、焦って練習をしないことです。まず、焦る気持ちを落ち着かせてから、練習をしてください。
なぜなら、焦ったまま練習をすると、余計に焦るからです。さらに、いきなりやろうとすると、覚えることにしか意識が向かなくなり、肝心な「伝えるべきこと」を見落とす可能性があります。
実際、このワークショップでも、始めから台本読みには入りませんでした。小１時間ほど、ワークを行い、身体と心をほぐして、それから台本読みに入っています。
あなたの身体がリラックスし、呼吸が落ち着いてくると、あなたの脳はリラックス状態になります。先ほどの「どうしよう！」の焦りの状態は、脳波が興奮状態になっているため、外部刺激に過剰反応します。
記憶力が上がるのも、あなたのパフォーマンスが上がるのも、リラックス状態にあるときです。焦っているならば１０分でもいいです、呼吸をゆっくりとし、温かいお茶を飲み身体を緩めてあげ、それから練習をしてみてください。
実際に舞台役者さんも、稽古前と本番前はリラクゼーションを心がけていますよ＾＾ お試しあれ！
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう～！
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