今まであまり人前で話した経験がなく、セミナー講師初心者が陥りやすいのが、原稿を覚えた時につけてしまった、リズムや抑揚の癖が治らないことです。
この癖を治すためには、音読練習での意識改善が必要です。
学校で習った音読練習は、読み方を習っているわけではない
私たちが習ってきた、音読。「てん、まる読み」って聞いたことありますか?
‟句読点の「、」は1拍、「。」は3拍数えて読みなさい”という指導法です。私の小学校の時の先生は、「てん、まる読み」をするときには、タンバリンを持ってきて、叩いて拍数を取りながら音読指導をしていました。
そして、「抑揚」をつけて読める子は、褒められていませんでしたか?確かに抑揚をつけて読めると、ただ単に棒読みしているよりも変化が付いているように聞こえて、「感情を込めて読める」に評価点が付くのです。
私たちは、文章を読む指導を学校で習っていません。この「てん、まる読み」も「抑揚」も、文章にはリズムがあって、ちゃんと感情の流れがあるんだよ~ということを伝えるだけ。
じゃぁ、プレゼン発表するときの読み方ってどうすんの?
ここについては、教育課程で習っていないんです。ですから、人前で話すことになり、原稿を作った。いざ読もうって時に思い出すのは、音読で習った手法しかないんです・・・・。
講師になるための、正しい音読練習
ただ、音読で習った手法で読むと、ちょっと変な感覚になりませんか?抑揚がついててすごいけど、なんか、人間らしくないような・・・・。
人ってすごいんです。リアルじゃない読み方に、とても敏感。それは、私たちは常に誰かと会話をしていて、人間が本当に喋っているときのリアルな抑揚やリズムを知っているからなんです。
では、どんな風に音読をするといいのでしょうか。それは、カフェテーブルを挟んだくらいの距離に、誰か親しい人がいると仮定して、その人に伝えていると思って読むことです。
つまり、あなたが本の著者に成った気持ちで、目の前の人との会話の流れで、本の中身が出てきた…という状況を想定して読む。
読んでいるけれど、会話をしている、という意識を持ってみてください。するとね、読み方がガラリと変わるんですよ!!!
★相手に伝えなきゃいけないフレーズが自ずとわかってくるので、変に抑揚をつけなくなります。
★リズムも、「てん、まる読み」の一定リズムではなく、会話特有のリズムになります。
つまり、リアリティーが増して、お客様も自然と聞き入りやすい話し方になるのです。人前に立つ機会が増えてきたあなたや、セミナーをやりたいあなたは、この方法を、試してみてくださいね。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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