人前で話している時、言葉が出てこなくなり、詰まってしまう。この状態を避けるためには、
・言葉を口から出すことに特化した、アウトプット回路を鍛えておく
と、効果があります。
言い慣れない言葉は、いざという時に使えない
言葉は、本を読むことや、誰かとの会話、ドラマやニュースなどの映像等で、新しく知ることができますよね。だから、【○○という言葉の意味は知っている。】という状態にはすぐに持っていけるわけです。
しかし、それを自分の発する会話の中に織り交ぜられるかどうかは、また別問題だと考えた方が良いのです。
例えば、新入社員だったことのことを思い出してみてください。初めてお客様からの電話を受けたとしましょう。研修や自主的に、電話対応を学んでいたとしても、中々練習通りにはいかなかった経験って、ありませんか?
私も高校で働き始めた当初、保護者への電話で、なんでもない時に言葉に詰まったことがありました。
「いつもお世話になっております。〇〇高校の海野です。」
の、「いつもお世話になっております」の一言が一瞬わからなくなったのです。今まで、何でもかんでも「おはようございます」と挨拶してきました。(芸能系あるある)もちろん、「いつもお世話になっております。」という言葉は知っていましたが、使用頻度が低かったのと、使い慣れていなかったのが原因です。
どんなに言葉を知っている!学んでいる!と思っていても、言葉にしてアウトプットする回路を作らなければ、頭の中のストックで終わってしまうのです。
アウトプットは繰り返しと実行力
何か一つ、新しい言葉を知ったり、普段使わない言葉を聴いて、自分も使いたいと思った時には、誰かと他愛のない会話をしている時に、使うようにしていきます。これは、舞台役者がセリフを覚えたり、役作りをするときの過程と全く同じなんです。
台本には、普段自分が使わない言葉が沢山のっています。言葉だけではなく、言い回しもそうです。ちゃんと身体に馴染ませておかないと、いざとなった時に大けがしてしまうため、役者は日常生活で、セリフと同じ言葉が出てくる状況があったら、即使うようにします。それを何度も繰り返します。
私たちは、いつも使い慣れている言葉で会話を繰り広げがち。しかし、人前に立って話すときには、それだけでは足りなくなります。表現が偏るからです。
知っている言葉と、会話で使う言葉は、アウトプット回路が別物。あなたの本番がより良いものになるように、アウトプット回路の開拓を、日常会話レベルから始めてみてください^^
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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