人前で話すお仕事をしていても、「人前が苦手だ」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
「先生」という職業は、全員が全員、「人前で話すことが好きです!」という方がやっているわけではありません。伝えたいことがあって、「先生」を選んでいる方もいるのです。
自信は、作っていくもの
「自信」というものは、やりながら作っていくものです。今までの学校の試験などでは、出題範囲が決まっていて、何回か練習問題を解いていくという王道のやり方があります。
しかし、人前で話す、人前で何かを表現することに関しては、教わっていません。だから「人前が苦手だ」と感じる人が多くても、当たり前なのです。
最初、誰でも自信がありません。中にはもともと人前が得意で、目立つことが好きな方もいらっしゃいます。私からしたら、うらやましいです(笑)
私は人からの評価をものすごく気にするタイプで、言ってしまえば外面が良い。だから昔は、人前が嫌でした。やればなんとかなるけど、評価を気にした動きしか出来ませんでした。
・落ち込む姿
・緊張している姿
・不安がっている姿
・自信がない姿
これらを外で出すことはほとんどありません。でも、私も人間だから力を抜くところもあるのです。たまにする親との電話では、声を聴くだけでホロリとくるときがあります。その度に、いつも気張っているんだなぁと感じるものです。
では、どうして「自信がない」を乗り越えているのかと言えば、「自信は作っていくものだ」という絶対的な感覚があるからです。
初舞台の役者は「不安」「自信がない」は当たり前
私が初めて舞台に立ったのは、15歳の時でした。1時間ほどの芝居でしたが、セリフももらえて、嬉しい反面、とっても不安でした。
・セリフをつっかえる
・セリフを忘れる
・滑舌が悪いと言われる
・声が聞こえないと言われる
・失敗が怖い
こんな心の声がずっと聞こえている状態でした。正直役者時代には、今あげた全部、本番で経験してしまいました(苦笑) ものすごく怖かったです。
しかし、その分、「乗り越えた」という自信が生まれたのです。
自信って、「乗り越えた」瞬間に生まれるものです。いつだって、初めては皆ひよっこです。ひよっこが、成鳥と競争しようとしたって、絶対的な経験値が低いわけですから、正直比べ物にならないのです。
だからこそ、全力を出せばいいんです。最初は、ノーテクニックの下手くそだっていいんです。今の自分を全部出してみたらいいんです。それ以外ありません。
例えばお医者さん。今では名医だと言われているお医者さんだって、昔は研修医だったんです。メスを入れることだって怖かったはずです。
私はNHKの「総合診療医ドクターG」という番組が好きで見ますが、内容はもちろんのこと、研修医の奮闘ぶりにも感動するからです。
研修医は最初から病名をぴたりと当てられるわけではありません。様々な角度から病気を見つめて、ようやく結論にたどり着いていくのです。
この一歩が無ければ、将来の名医は生まれないわけです。
自信は、やりながらつけていく。
まだやってもいないのに、「自信がない」で先に進まず現状維持を選んでしまうのは、非常にもったいないこと。
ビクビクしながらでも、やってみたら視野は広がります。あなたの可能性を、自分で、伸ばしてあげてくださいね^^
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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