「何を話していいのか分からなくなってきた」と感じてしまう時。そんな時には、大好きな人にへのプレゼントを選ぶような気持ちで、話す内容を考えることが解決策の一つです。
迷いが不安と緊張を作ってしまう
つい1週間ほど前、私はセミナーの内容について、ものすごく迷っていました。いくつかあるコンテンツの中で、特にどこに焦点を当てたらいいのか、分からなくなっていたのです。
パワーポイントを起動させても、作っていた内容をコピーした紙を眺めていても、そのモヤモヤは消えません。
そして、不安ばかりが出てくるのです。不思議ですよね。今、この瞬間、別に人前に立つ訳ではないのに、緊張してくるんですよね!!
大きなため息、吐き気、心拍数の上昇。頭が働かない。あー、もう、どうしようもない。
そう感じて、ノートをぱっと開いたときに出てきた言葉がありました。
「目の前にいる人が喜ぶこと=本当に伝えること」
実はこの言葉、私の父が教えてくれた言葉でした。父は仕事の関係上、何回か講演会をしたことがあったそうです。
珍しく父に電話でちょっと相談事をしたときに、言っていた言葉でした。
「自分の利益や、自分がどう見えるか、よりも、目の前の人に何が必要なのか、何が喜ぶことなのか、それを提供するだけじゃないか?」
という、シンプルな言葉でした。
役者の稽古も同じ
演劇の稽古も、実はこれと全く同じなのです。台本に書かれているのは、ある一定のガイドラインです。
もちろん、そのままそっくりやってもカタチにはなりますが、やはり演出が必要となります。それは、上演する劇場のサイズだったり、どんな特徴のある役者が演じるのかで、別物になるからです。
稽古は、ある種、役者が演出家に対してプレゼンをするようなもの。「こんな演技プランがあるんですが、どうでしょうか?」と毎回稽古中に提示します。
その演技プランを作るときに必要なのは、「お客様目線」なのです。
・このキャラクターがこんなことをしたら面白いな
・このシーンは淡々とするけど、
それにメスを入れられるのはこのセリフだな
・ここは大切だから、お客様もじっくり見られるようにしよう
など、考えていきます。常に、「これ、喜びそうだな」という視点が必要なのです。
まるで、誰かのためのプレゼントを選んでいる時みたいですよね。私も、その視点で見直してみたら、段々と頭がすっきりとし、不安や緊張も、ほぐれていくのがわかりました。
話す内容がわからなくなったときは、聞き手となる人にプレゼントを選ぶ感覚で、話の内容も決めてみましょう!
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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