私は、役者脳トレーニングを使って、人前克服トレーナーというお仕事をしています。

人前が苦手な先生が、少しでも楽になれるようにお手伝いをしていく仕事です。

私は、人前が苦手な先生がいたって、いいと考えています。人前で話すのが得意じゃなくても、先生になっていいんです。

 

情熱が「人前が苦手」に負けそうなとき

前職では、高校で働いていました。もっと教育について知りたくて、働きながら通信制の大学に入りました。

通信制と言っても、夏休みや夜間を使って通学します。そんな時に出会ったAちゃん。Aちゃんとは、学科は違いますが、たまたま同じ授業を受けていました。

 

どの学科も受けられる授業で、教室には200名近くの学生が。学生と言っても、社会人が多かったりします。でもみんな、教育を学びたくて、大学に来ています。

授業には、グループ発表があり、一人一回はお話ししなければいけない、というお約束がありました。

私は演劇で鍛えられたので、200名くらいならば、さほど緊張もせず、余裕を持てます。

 

 

Aちゃんは、人前が苦手。一度は先生になる道を諦めたものの、やっぱり挑戦してみたいと思い、大学に入ったそうです。

でも、やっぱり人前で話すことがネックになって、とても辛そうでした。

 

 

「どうしたら、海野さんみたいに話せますか?」

 

 

Aちゃんは、思い切って私に話しかけてくれました。私はその時にできる限りのアドバイスをしました。

 

アドバイスをしながら私は、Aちゃんみたいな方が先生になったら、学校はもっと楽しくなると思いました。

 

 

学校は人間世界の小さな縮図だからこそ…

人前に出るの、嫌だなぁと感じていた小学生時代、

 

「そんなこと言わないで、みんなやっているんだから、やりなさい」

 

と言う先生しかいなかった。緊張して押し黙ってしまう子もいたけど、

 

「発表できるまで、待つよ。みんなやるんだから」

 

だけ。余計に緊張しちゃうよね。

 

学校は、いろんな生徒がいます。学校は社会の縮図ともいわれる。ということは、大人の社会もそうでしょう?

 

人前が苦手な人もいれば、得意な人もいる。もっとも、社会で働くようになると、それぞれの得意分野に振り分けられていくし、選ぶことも可能だから、人前で話すことがほとんどない仕事に就くことも可能。

 

でも、子供のころと同じだよね。

 

人前が苦手な母は、なるべく人前で話さない仕事を選んだ。そして、私と妹には、「人前で話すのが苦手なところ、似ないでほしいな」と願った。

 

もしも、人前で話すことが、少しでも楽になったら、人生はちょっとだけ、変わるかもしれない

 

そう感じるのです。

 

もしも、学校で、人前で話すための授業が、あったら?
先生も、人前が苦手だった人だったら?
生徒にとって、先生はヒーローかもね。

 

人前が苦手で、小さくなってしまう子のフォローも、変わってくるはず。だから、人前が苦手な先生がいたっていいし、もしも克服できているなら、その克服方法を、苦手な子に伝えたらいい

 

人前が苦手だからって、先生を諦める必要はありません。人の成長に携われる、教育の仕事は、先生という仕事は、最高に幸せな仕事だから。

 

だから、私は、先生のために。先生のチカラになりたいのです。

 

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

 

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