人前克服トレーナー 海野美穂です。こんにちは。
セミナーを開くとき、無言で進行する人はさすがにいないでしょう(笑)誰もが、必ずお話をすることになるはずです。そんな時、どうせ話をするならやっぱり、聞いてもらえたら嬉しいなぁ~と思うのが本音。今日は、話が苦手なセミナー講師でも、驚くほど、話を聞いてもらえるようになる話し方のコツをお伝えします。
共感が生まれた時、話を聞きたくなる
例えばカフェで。一人でお茶をしていたとき。周りにも人はいるのに、妙に一つの話題が聞こえてくる…なんてことありませんか?
別に聞き耳を立てているわけじゃないのに…やっぱり聞き耳立てちゃう(笑)
私の場合は、「演劇」「舞台」「役者」なんてフレーズが入った会話をされたら、やっぱり「へぇぇ、演劇関係の人がいるのかな?」なんて思っちゃう(笑)盗み聞きとか言わないでね笑。
これって、自分が興味がある話題や、共感しやすい話題を出されたときに、その情報だけ妙に際立って耳に届く現象です。あまり気に留めていなくても、自分の共感する部分をいわれると、ついつい話を聞いてしまうのです。
共感を生むポイントは、リアリティー
カフェでのこの出来事、もしも「演劇の話」をしている人たちがあたかも「文章読んでます感満載」だったら、どうでしょう。何だか気持ちが悪くて、聴き心地が悪いですよね。
そうなんです。話を聞いてもらうには、共感しやすい話題に、いかにリアリティーを出せるかがポイントなのです。ここでいうリアリティーとは、話し手と話し手が出す言葉が、ちゃんと一体感を持っているかどうか。嘘っぽい、薄っぺらさ、胡散臭さがなく、真実味を帯びていることが重要です。
リアリティーを話しの中で出すには?
では、リアリティーをあなたの話の中で出していくにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、【自分で自分の話を聞いている感覚を持ち、自分自身が自分の話した言葉によって共感していること】がポイントです。
こんな経験はありませんか?「彼氏のグチを友達にしてきたら、だんだんその時の感覚が蘇ってきてイライラしてきた。」なんてこと…。
私たちは、自分で発した言葉を、ちゃんと両耳で聞いています。話すと同時にその「言葉」に触発されて、先ほどの例でいうと、イライラした時の状況がイメージとして呼び起されます。そして、過去の出来事のはずなのに、今の自分がイライラする、という状態が起こるのです。だから、話し手にリアリティーが生まれるのです。
分かりやすくするために、強い感情でもある「イライラ」を例に出しましたが、セミナーなどで話をする時には、自分の発している言葉を良く聞くように意識してみてください。
ここぞという時、ここは聞かせたいところだ!という時には、まず自分に聞かせる。そして、その感情をしまわずに表現し続けながら話をすると、驚くほど表現豊かに、そして驚くほど話を聞いてもらえるようになりますよ。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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