人前で話すときに、身振り手振りが入ってくると、グッと印象力が上がります。
しかし、慣れていないと「もっと大きく動いたら?」と言われてしまうことも。
でも、「大きく動いて」と言われると、「分かっているけど恥ずかしいんだよ」という感覚になる、と昨日友人が話していました。これは、なぜでしょうか。
先に答えを言ってしまうと、「大きく動く理由がない」から、恥ずかしさが先に出てきてしまうのです。
なぜ、役者はオーバーリアクションがとれるのか?
では、なぜ役者は日常生活ではしないようなオーバーリアクションを、人前でとることが出来るのでしょうか。理由は、大きく3つ挙げられます。
①全身で表現をするトレーニングを受けている
②自分の身体全部が、表現のツールだと分かっている
③一つ一つの動きに、ちゃんと心理的な意味があるということを、理解して動いている
です。これは、「オーバーリアクションしてと言われると恥ずかしい」と感じてしまう、その理由を答える段階順でもあります。
身振り手振りを大きくするための、3つの段階
①に関しては、パントマイムや、踊り、身体の仕組みを知るトレーニングであったりと、とにかく役者のベースづくりには欠かせないもの。役者になるために、必ず受講する項目です。絵描きが、キャンバスのすべてを使って表現するように、役者にとっては身体全体がキャンバスなのです。
だからこそ、②の「体全部が表現のツール」であると、認識できます。口角の角度、物を掴むときの指先の動き一つ一つが、役者にとっては表現のツールです。
「コップを持つ」という動作だとしても、「大好きなコーヒーの入ったコップ」を持つ手と、「得体のしれない青い液体の入ったコップ」を持つ手とでは、持ち方に変化が出ますよね。そこには、必ず、心理的な要因があるからなんです。
なので、③の一つ一つの動きに心理的な意味があると理解して、動くことが可能になるのです。「コップを持つ」という指示があったとしたら、なにかそこに理由があるから、持つんですよね。
・喉が渇いていたから
・コップの中身が気になったから
・このコップどこで買ったんだっけ?と疑問に思ったから
など、行動には必ず理由があります。その理由を考えずに動こうとするから、恥ずかしくなるのです。あなたの心が正直に拒否をしているのです。
もしも、「もう少し大きく動いた方が良いよ」と言われたとしたら…。そこに、あなたなりの理由付けをしてみてはいかがでしょうか。例えばこんな感じで。
☆セミナーの中でも、特に好きなところ!夢中になれる!自分のテンションも上がっている→だから、その波に乗っかって大きく動くように意識しよう。
たったこれだけでも十分、効果があります。
人は、好きな事を話している時には、自然と身振り手振りがシンクロしてくっついてきます。オーバーリアクションに慣れていない時には、まず、自分の心がワクワクする場面のみに絞って、少しオーバーに感情表現をしてみる練習をすると、良いですよ。
あなたの心に、正直にね。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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