人前で話すことが苦手だと感じてしまう原因の一つとして、誰かに言われてしまった言葉がトラウマになっていることがあります。
私は高校時代、英語のスピーチテストでとても緊張し、手が震えてしまいました。
友達は冗談で「海野めっちゃ手震えてたね(笑)」と言ったのですが、私には「ドキッ」とする言葉でした。しばらく、手の震えを気にしてしまったことがあります。そのくらい、言葉に弱かった時代があります。
そんな時には、マイナス言葉をプラスに変えていく捉え方をしてみましょう。
悔しい!を原動力に
今からちょうど4年前、私は役者を辞め、高校で常勤しながら演技の先生をやることになりました。
役者時代、とてもお世話になった方がいました。自分の就職が決まったこともあり、どうしても報告をしたいとご挨拶をした時のことです。
「海野はこれから何をやるんだ?」
「高校で、演技の先生をします。」
「…偉そうなことしやがって。」
それだけ言って、お世話になった方は去っていきました。衝撃でした。ショックでした。とても尊敬していた方だったので、しばらく悩み、落ち込みました。うじうじしました。
しかし、目の前には生徒たちがいるので、そんな私的感情を教室へ持ち込むわけにはいきません。
「悔しいけれど、不安だけれど、やるしかない」
という結論しかありませんでした。この言葉を毎日のように心の中で呟いていた時、ちょっとした変化がありました。胸の奥から、
「っていうか、なんなんだ?なんで私はそんなにイジケてるんだ?!何年かかってでも、やり遂げて、いつかギャフンと言わせてやる!」
という声が聞こえてきたのです。落ち込みから、怒りに変わり、それがやる気に変わった瞬間でした。
今では逆にありがとうと伝えたいです。あの時、落ち込みつつもムカッという言葉を言われなかったら、25歳の先生初心者の私は、折れていたかもしれません。
突き放されたからこそ、成長があったと思えるのです。
マイナスの言葉の裏の意味は?
私が先生の仕事につけたのは、完全にタイミングと運でした。たまたま、演技を教える先生が、いらっしゃらなかっただけなのです。
たぶん、「偉そうに」とおっしゃった方は、「ぺーぺーの海野が教えるなんて不安すぎる…」という気持ちが大きかったのかと思います。そして、ちょっとした嫉妬もあったかもしれません。
人は、必ずしもあなたが思っているような言葉を、あなたにかけてくれる訳ではありません。人間は、本心ではそう思っていなくても、言葉でウソをつくことができます。
もしも、あなたが「誰かに何かを言われて」人前が苦手になったのだとしたら、その言葉の裏を考えてみましょう。
もしかしたらあなたのことが、
・うらやましかった
・心配だった
・悔しかった
のかもしれません。
予期せず、マイナスの言葉をかけられてしまい、人前で話すたびに、また同じような言葉を言われるのでは…?と不安に思う時は、その言葉の裏の意味を考えてみて下さい。
別の意味が、隠れているかもしれません。マイナスの言葉も、プラスに捉えることができますよ。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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