「話している時の声がワントーンで、一本調子。淡々としてしまって…。」と悩んでいらっしゃる先生がいます。
先生も、たまにテキストを読んだりします。その時に「どうもワントーンだな。」と感じるようなのです。
話がワントーンで一本調子になるのには、5つの理由があります。
①声の大小に無意識
②強弱のアクセントに無意識
③リズム感に無意識
④声色に無意識
⑤原稿の有無
⑤以外は全部「無意識」であることが関係しています。話している時の自分の声を聴けていないことが原因です。「え?自分の声くらい聴いているよ。」と思うかもしれませんが、その聴き方ではありません。
生徒さんにとって心地よい演奏が出来ているか?
と常に考えながら自分の声を聴き、話を進めているかどうかです。授業をするという事も、音楽でいうところの“セッション”なのです。
話がワントーンで一本調子になりやすい方の特徴は、「まじめな一生懸命」さん。「間違えなく伝えなきゃ」「つっかえないようにしなきゃ」「焦らないようにしなきゃ」と考えてしまうから、自分のペースでしか話せなくなり、ワントーンの一本調子になるのです。
音楽の授業を思い出してください。リコーダー練習をしたとき、楽譜ばっかり見て指揮者を見ていないと、どんどん早くなったり逆に遅れたりしませんでしたか?しかも、全然強弱もついていなくて“音階をたどりながらただ吹いているだけ”という状態になりませんか?
これと同じことが、起きているわけです。一本調子になりがちな人は、情報を正確に声という音にすることは出来るけれど、生徒さんまで伝わる声にはなっていないということです。
日常会話の中では、ワントーンで一本調子で話している人って、あまり見かけませんね。それは、目の前の相手と一緒に“セッション”を楽しんでいるからです。
授業で話し方がワントーンで一本調子になりやすいあなたは、“生徒さんとセッションを楽しむ”と意識してみてください。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
人前克服トレーナー海野美穂
(うんのちゃん)
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