いきなりですが、問題です!
役者さんが最初に習うのは、
A.話し手のスタンス
でしょうか?それとも、
B.聴き手のスタンス
でしょうか??
正解は、Bの「聴き手のスタンス」なんです。
人前で話すことが苦手だと、ついつい、発信が苦手…と感じてしまいますよね。なぜ、発信が苦手なのか。それは、相手の言葉をしっかりと受け止めて聴けていないという可能性があるからです。
正直な話、人前で話すだけなら、誰だって出来ます。原稿をもって、家で練習している時のように、自分のペースで読み進めればいいわけです。簡単ですよね。でも、聴き手のことを置き去りにしているから、あなたが求めているような話し方には、なっていません。
聴いているから出せる言葉がある
役者は、セリフを発する前の状態で、相手の言葉、身体、表情をよく見ています。そこから伝わってくるものに対して、本気でセリフで返しているのです。だから、発する側にもリアリティが生まれます。
例え、前のセリフがない場面だって、空気を感じています。ある意味、空気さえも「聴いている」とでもいえるでしょうか。そこまでしてでも、「今」を大切にしているのです。
あなたが一生懸命書いた原稿は、聴き手がいない状態で書いた原稿です。書いている時のあなたの気持ちは入っていても、聴き手のリアルな感情は、そこに入っていないのです。
準備段階で原稿を作ることは、とてもいいことです。しかし、本番になったら、まず聴き手の空気を感じてください。聴き手の反応を、よく見てください。
「それが出来ないから、困っているんです。」
と言われてしまいそうですね。ですが、それを「しない」を選択しているのはあなたです。「視線が怖い」を選択しているのも、あなたなんです。
聴き手の立場に立って考えてみるとどうでしょう?「視線が怖い」と感じているんだという言葉を仮に話し手が、聴き手になっているあなたに伝えて来たら、どう感じますか?
「え?私、そんなに睨んじゃった?悪いことしたかな・・・。」
こんな気持ちになりませんか?確かに中には、つらい経験のしたことがある方もいらっしゃるでしょう。でも、所変われば人も変わっているはずなんです。最初から、聴き手を疑ってはいけません。
あなたが聴き手を信用すれば、自ずと聴き手を見ることが出来、聴き手の反応も空気もすべて拾って、お話しすることが出来るようになりますよ。
人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!
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