プレゼン・セミナー・人前で話すときの極意。
色々な本が出ていて、多くの方法論がありますが、私が大切にしていることを今日はお伝えします(^^)避難訓練方式です。
それは、いかにお客様が目の前にいる!と想定して練習を行うかです。
プレゼンもセミナーも全部「あなた&お客様」で構成されるものですね。多くの人は、自分のことで精一杯になってしまい、「どんな人が目の前にいるのか」を想定して、練習をやれていないんです。ここで一番やってほしいのは、「理想とは真逆のお客様を想定し、その役を誰かにやってもらいながら練習をする」ということです。
例えば…
・あなたを睨み付けている
・ずっと携帯を見っぱなし
・爆睡
・「飽きた」感じ満載
・隣の人と話している
・真顔で何の反応もせず、あなたを見ている
などなど…。ああ怖い。こんな人たちばかりだったら、人間不信になっちゃいそう。でもね、これを練習で経験しておくんです。何度も。
きっと最初は、話し続けることだけで、いっぱいいっぱいだと思います。でも、そこで諦めず、止めない。続ける。そして次のステップは、その人たちとコミュニケーションを図ろうとしてみること。あ、でもね、絶対やってはいけないのは、ドラマでよくありがちな「荒れている学校の先生」になってはダメです。
「顔上げろ!携帯見るな!話すな!」
ドラマのセリフでは有り。でも実際にこれを言ったって、状況は悪化するばかり。この最悪な状況から、どうこちらへ興味を向けさせるか、耐久レースかのようなゲームを楽しんでみてください。
これね、何につながっているかというと、
・度胸を付ける
・お客様と積極的なコミュニケーションをとる姿勢づくり
・人前に立った時、偉ぶらなくなる
・トラブルに強くなる
・本番でお客様のありがたさに気が付く
です。特に最後。「本番でお客様のありがたさに気が付く」ですが、これは本当に思いますよ!練習で「もういやだ。こんな雰囲気の中、話し続けられない。」と思わされますが、さすがにそんな態度の大人ばかりの所は、そうありません笑。
・見られているのが怖い
・お客様がシンとしていたら怖い
・間違えないか不安
・未熟な自分の話を聞いて、否定されないか
など、人前で話す時に感じてしまう不安って、大体「自分事」なんです。お客様のせいでは、ありません。厳しいことを言うようだけど、全部「自分の思い込み」。そんなに、お客様は意地悪じゃありません。最初からあなたを責めようとしていません。
自分から嫌っていたら、本当に嫌われる状況を作ってしまいますよ!態度に出るから。だから、荒療治ですが、最悪な状況を想定して練習をする。避難訓練と一緒ですね。相手が居なくても、イメージトレーニングでも十分です。ぜひ、やってみてください。
それではまた次回お会いしましょう~♪
人前を克服することは、未来を切り拓く
人前克服トレーナー 海野美穂