みなさんこんにちは!
話ネタはあるのに、人前が苦手でセミナー開催ができないあなたから、
「やれる!」を引き出す専門家
人前克服トレーナー 海野美穂です!

女性の低い声って、可愛くない。

私はずっとそう思ってきました。
なぜなら私も、れっきとしたアルトボイスの持ち主だから。
どのくらいの低さかというと、
宇多田ヒカルさんの大ヒット曲「First Love」で、
一番最初の冒頭部分

「最後の~キスはたばこのフレイバーがした~」

のところが、難なく歌えるくらいです。
私は、ソプラノボイスに生まれたかった。
だって、やっぱり可愛いじゃない!
高い声って、女の子らしくて憧れ!
なによりも、小学校の音楽の授業で、

『女の子はソプラノ、男の子はアルト』

のパート分けが苦痛で仕方がなかった。
だって、出ないんだもん、ソプラノ。
だって、他の女の子たちは綺麗に高音を出せているのに、私は苦しい音域だったから、歌うのが嫌で悲しいんだもん。
でました、過去の私の、「だってだって病」笑
言い出したら、止まらなかった。

私は25歳になるまで、ずっと「女性の低い声は損してばっかり」と思っていました。
特に録音された自分の声を聴くことには抵抗がありました。
変な声って思っていたし、とにかく自信がありませんでした。
ところが、学校で先生をしていた時、この低い声が思いの外、役に立つ瞬間が訪れるんです。
Mちゃんとの出会いでした。

Mちゃんは受験生。
大学に行こうか、ナレーターの夢を追いかけるか迷い、夏休みが明けても進路が決まりませんでした。
Mちゃんとは、何度も進路相談をしました。
ある時、Mちゃんは私にこんなことを言ったんです。

うんのちゃんって、厳しいんだけど、声に説得力があるから納得するんだよね。低い声だから安心感あるし、落ち着く。

(◎△◎)…。

↑まさにこんな具合に衝撃を受けました。
私の低い声って、そんな風に感じてもらえていたの?!
自分の低い声が、

・説得力
・安心感
・落ち着き感

を相手に与えていたなんて、考えてもなかったんです。
ずっとずっと、受け容れられなかった私のコンプレックス。
この瞬間に、バコッと取り外されたのです。
これは、心理学用語でいうと、「ゲシュタルト療法」といいます。

欠けているところに焦点を当てるのではなく、持っているところに焦点を当てる

偶然にも、
「高い声を持っていない私」
という欠けている部分から、
「説得力と安心感と落ち着きのある低い声を持った私」
に焦点が当たったので、コンプレックスは私だけのオンリーワンに変換されたのです。

声が低い女性のみなさん!
女性の低い声は最高ですよ!
安心感と、落ち着いた人という印象を持ってもらえるんだから。
それに、ちゃんと練習すれば、低くても通りやすい声になるんです。
世の中の女性が、みんなかわいい系ボイスだったら面白くない。
落ち着いた声の女性に、救われる人もいるんです。
もし、あなたが低い声で悩んでいて自信がないなら、その悩んだ分の時間、誰かの話を聞いてあげたり、ちゃんと伝えたい時間に活かしましょう。

低い声でゆっくりと話すと、本当に落ち着いた印象になります。
そこに女性特有の母性が加わって、とっても優しい時間が流れますよ。

悩んだって、何にもならないんだから、まず視点を変えてみよう!
いつまでもウジウジしてたら、性格ブサイクになってしまう!
私たちの低い声、伝えることで有効活用しましょう!

人前で話すことは、未来を切り拓く。
それではまた次回お会いしましょう~!