人前で話す時、一方的に、早口で、とにかく自分が言わなきゃならないことを言うだけの状態になってしまっている方に多い、ある一つの特徴があります。

それは、待ち時間の過ごし方です。

 

ブツブツ呟きながら、身体、固めていませんか?

一番よく見かけるのが、話す直前までブツブツ呟きながら、緊張している姿。テレビなんかでは、芸人さんのコンテストの舞台裏などでよく見かけますよね。でも、芸人さんたちは、裏でブツブツ呟いて緊張していても、舞台に上がる直前に、「ふっ」と力を抜くのです。

あなたがもしも人前で話す直前に、ついつい真顔でブツブツ呟きながら緊張してしまっているのなら、一度その行動を辞めてみましょう。

 

先ほどお話ししたように、人前に出る直前に「ふっ」と力を抜くことが出来るのなら、構わないのですが、「ふっ」と力を抜けないまま人前に出てしまうと、力みから余計に緊張をしてしまいます。

さらに、「間違えずに」「完璧に」という意識が働きやすくなるため、プレッシャーがかかりやすい状態になります。脳と身体をリセットする時間を取らずに本番を迎えてしまっているのです。

 

意識が狭くなっている

この状態は、試験を受けるときの状態とよく似ています。高校時代、定期試験の時、ぎりぎりまで参考書をのぞき込み、始め!と言われた瞬間、解答用紙に最後に必死に覚えた単語などをメモしませんでしたか?

 

その時、周りのことは見えず、緊張も高まっていきませんでしたか?これは、一点に意識が集中してしまっているため、自分のことしか考えられていない状態です。

 

テストはいいのです。話して誰かに伝えるものではありませんから。しかし、人前で話すのは違います。一点集中型の意識でいると、自分の話したいことだけを、とにかくアウトプットするだけ状態になります。

だから、一方的に早口で、とにかく言いたいことだけをいう状態になってしまうのです。

 

一方、聴き手と上手に間合いを取りながら、なおかつ伝えるべきポイントもしっかりと押さえて伝えられているタイプというのは、意識の集中が、拡散型です。 だから、聴き手の反応も拾えますし、意識を外に広げているので、緊張も拡散されます。ゆとりが、感じられます。

 

待ち時間、どうしていたらいい?

では、本番直前までの待ち時間、何をしていたらいいのでしょうか?私がおススメしているのは、たった2つだけ。

 

①ゆったりとした呼吸
②身体をポカポカするまで温める

 

この2点です。特に呼吸。息を吐くことに集中してみてください。ポイントは、長くゆったりと吐くこと。息を吸う時の2倍以上の長さで吐いてみましょう

これだけでも、頭がすっきりとしてきたり、焦る気持ちを落ち着かせてくれます。

 

あなたがもしも、人前で話すときに、一方的に早口で話してしまうタイプであれば、この2つ、やってみてください。あなたとお客様との関わり方も、変化してきますよ。

 

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

 

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