声が小さくて、人前で話している時に聴き手に届いていない…ということがありますよね。人前で話す時、一つ意識しておくといいものがあります。それは、声のベクトルです。

 

誰に、どこに、話しているの?

声のベクトルというのは、声の方向性のことです。役者は、必ずこれを意識しています。一体誰に話しているのか?を明確にしながらセリフを言わないと、会話にリアリティが生まれず、ただ機械的にセリフを言っているだけになってしまうからです。また、相手にも届きづらくなります。

1対1でお話をしている時は、目の前にいる相手と話しているので、声のベクトルは明確です。相手にもきちんと聞こえていますし、相手に届けようとしているからです。

それが、大勢の前に出ると、誰に向かって話しているのか、どこに届けているのかが分からなくなります。声の、迷子です。

だから、余計に、声も小さくなってしまいます。誰に伝えているのか、どのくらいの距離なのかが明確ではないため、どの程度声を出したらいいのか分からないのです。逆に、うるさいくらいに大きくなる人もいます。このパターンも、同じく、どの程度声を出したらいいのか分からないのが原因です。

 

一度意識してみると、よくわかる

普段話すときも、一度、誰に話していて、どのくらいの距離なのかを気にしてみましょう。きちんと聴き手に伝えられている人というのは、ハッキリとした声のベクトルがあります。ああ、この人の話は、響くなぁ・・・そう感じている時という状態、これが、声のベクトルがある状態です。

正直、声というのは、目に見えません。でも、あなたはわかっているはずです。声からくる影響を。わかっているから、気になるものでもあるんですよね。

 

ベクトルを意識するときのポイントです。

・目の前の相手に対して、声の大きさは適切か?
・複数名いる場合は、誰に伝えている言葉なのか明確であるか?
・自分の声が、どのくらい届いているのか、相手の反応はどうか?

この3つをまずは意識してみましょう。ベクトル、日常生活からも意識することは可能です。まずは、日常から変えてみましょう。

 

人前を克服することは、未来を切り拓く
それではまた次回、お会いしましょう~!

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